先月15日から、北京オリンピックの入場チケットの購入予約が始まりました。北京オリンピック組織委員会のチケット販売部門は、販売計画を三つの段階に分けています。そして今年の4月から6月までを第一段階としており、この段階では、主に国内を対象に、開幕式や閉幕式の一部、及びその他の50%のチケットの予約を受け付けます。先月15日に始まったのが、この第1段階で、以来、中国国内ではチケット予約のブームが起きています。
北京で生まれ育った郭剣さんはある外資系企業の職員です。北京オリンピックの開幕式をこの目で見る・・というのが彼の願望です。そのため、オリンピックのチケット予約が始まったその日に、公式ホームページで登録を行い、入場券を予約しました。
「私は北京で生まれ育ちました。その北京で行なわれるオリンピックの開幕式にはぜひ参加したい,そう考えています。オリンピック組織委員会がチケット予約を始めると発表した時、私はちょうど地方に出張していました。でも、居ても立ってもいられず、地元のネットカフェを探し、入場券を予約しました。自分の目で開幕式を見てみたいですから」と話しました。
第一段階のチケット予約は、「希望購入者の予約を受け付け、結果は抽選で決める」を方針とします。4月15日から6月30日までの予約期間中、中国国内の全ての公民及び仕事や留学のため長期間、中国に滞在し、かつ住所を持っている外国人が対象です。いずれも公式ホームページ、あるいは中国銀行で予約することができます。ただ、中国銀行で予約する場合、申込用紙に記入する必要があります。
北京オリンピック組織委員会のチケット販売部門の責任者の話によりますと、現在、公式サイトの訪問者数は2億人を突破し、オンラインでチケットを予約した人は80万人以上。また、毎日の平均アクセス数はおよそ1000万人に達しているということです。また入場券の中で、最も予約した人が多いのは、やはり開幕式のチケットです。
5月1日から7日までの大型連休期間中は、インターネットを通じて、チケットを予約する人も多かったですが、同時に、中国銀行の支店に足を運んで、入場券予約をする人も後を絶ちませんでした。北京の繁華街・西単にある中国銀行には、チケット予約を問い合わせを受け付ける特設コーナーが設けられています。その受付を担当する張朔さんは 、「メーデー期間中、チケット予約の申し込み用紙に記入した購入希望者がたくさんいます。チケット予約の申し込み用紙は一日あたり1000枚を配布し、また、問い合わせに来るお客さんも少なくありません」と話しました。
この日、銀行を訪れ、申し込み用紙に記入した方に話を伺いました。この方は、まもなくお子さんが生まれる妊婦です。
「2008年のオリンピックが北京で開催されることは、私にとっても得がたい機会です。来年の1月、赤ちゃんが生まれます。子供と一緒にスタジアムにいって、110mハードルや水泳、バレーボールを楽しみたい」と答えました。
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