北京オリンピック組織委員会は15日北京で、2008年北京オリンピック入場券販売についての報道発表会を開き、北京2008年オリンピック入場券の予約販売が始まると発表しました。
北京オリンピック組織委員会副議長の王偉氏は、入場券の予約販売方法を発表しました。つまり、この日15日から総数700万枚を超える北京オリンピックのチケットが個人向けに予約販売が始まります。そのうち、国内向けが75%で、海外向けは25%となります。これについて王偉氏は「国内の住民は北京オリンピックの公式ウェブサイトに登録するか、中国各地にある中国銀行の1000の指定されたチケット代理販売窓口で予約申請をすることが出来る。華人華僑を含む海外の人々は在住する国と地域のオリンピック委員会を通じて問い合わせをすることが出来る。北京オリンピック組織委員会のチケット販売ホットラインがすでに開通した」と述べました。
このほか、香港とマカオ地区の住民はそれぞれ中国香港オリンピック委員会、マカオ特別行政区体育発展局を通じて、予約申請をすることが出来ます。現在、北京オリンピック組織委員会と国際オリンピック委員会の200余りのメンバーがチケットの割り当てについて討議しています。
北京オリンピック入場券の販売は3つの段階に分かれます。今月15日から9月までが、第一段階となり、そのうち、15日から6月30日までの予約購入申請は前後の区別がありません。7月から8月までについては、北京オリンピック組織委員会は有効身分証を持つ人の予約申請を統計し、申し込みが多数になった場合、コンピュータによる抽選で購入できるを決めます。この第一段階では、開幕式と閉幕式の国内割当分の全部のチケットと各競技の50%のチケットの予約販売をします。
そして、10月から12月までが、第ニ段階となり、予約販売を続けますが、先着順となります。この段階では、残りの50%のチケットと第一段階で残ったチケットを予約販売します。
2008年4月からオリンピック閉幕までが、第三段階となります。販売方法は第二段階と同様のほか、現場での販売も行われ、先着順となります。
これについて、北京オリンピック組織委員会チケットセンターの責任者容軍さんは「抽選は運によるものと言えるが、購入者にとって、第一段階と第ニ段階の予約はチケットを入手できる可能性が比較的大きい。予約購入は試合が近づく前に購入するよりよいと思う」と述べました。
偽造チケットを防止するため、北京オリンピック組織委員会はハイテクによる識別を行ないます。しかし、重要なのは、必ず指定した場から購入することです。
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