「一つの世界、一つの夢」は2008年北京オリンピックのスローガンです。これは、世界のオリンピックに関心を寄せている全ての人が北京オリンピックに参加できるチャンスがあることを意味しています。競技に参加できなくても、大会のボランティアとして運営に関われます。28日、香港・マカオ・台湾の同胞、華僑華人と外国人に向けての北京オリンピックのボランティア募集が北京でスタートしました。
28日午後、北京オリンピック組織委員会は北京で記者会見を開き、香港・マカオ・台湾同胞、華僑華人と外国人に向けたボランティア募集を正式にスタートしました。北京オリンピックボランティア協調グループの李炳華組長は記者会見で次のように述べました。
「北京オリンピック、パラリンピックのボランティア募集がすでに全面的に始まった。基本条件を満たす各界の人々がボランティアに応募し、オリンピックとパラリンピックに参加してくれることを歓迎する」
李炳華組長は「北京オリンピック組織委員会、北京オリンピックボランティア協調グループの依頼を受けた関連機関は、香港・マカオ・台湾同胞、華僑華人と外国人の募集を実施する。そのうち、香港のボランティア募集は、香港特別行政区政府民政事務局に任せた。マカオのボランティア募集は、マカオ特別行政区政府体育発展局に任せる。また台湾のボランティア募集は、北京に設立された北京オリンピック台湾同胞ボランティア募集センターが行う。華僑華人(中国の留学生を含む)のボランティア募集は、北京に設立された北京オリンピック華僑華人ボランティア募集センター、そして外国人のボランティア募集は、北京に設立された北京オリンピック外国人ボランティア募集センターが実施する」と述べました。
28日から、香港・マカオ・台湾の同胞、華僑華人と外国人は、各募集機関が指定したインターネットウェブサイトで応募することができます。そして、2008年5月には、北京オリンピック組織委員会は全てのボランティアの確認と採用を終え、採用通知を出します。
北京オリンピック組織委員会は、多くの外国語ボランティアが必要であり、現在、一部の言語のボランティアが非常に不足しています。北京オリンピック組織委員会は、国内外の各界の人々が積極的に申し込むことを希望しています。北京オリンピックボランティア協調グループ弁公室の劉剣主任はこのように述べました。
「北京でボランティアをしようとすれば、われわれ中国人と普通に交流することが必要となる。だから、一定レベルの中国語能力が必要となる。また、外国の友人にサービスを提供することから、その人のコミュニケーション能力に対してもある程度の要求がある」
北京オリンピック、パラリンピックの期間中、合わせて10万人のボランティアが活動します。北京地区と中国大陸に向けたボランティア募集は去年8月からスタートしています。
香港・マカオ・台湾同胞、華僑華人、外国人のボランティアは大陸のボランティアと同じ取り扱いを受けます。これについて劉剣主任は次のように述べました。
「大会期間中、ボランティアのために多くの関連活動を行う。例えば、当番のないボランティアには競技を見学してもらえるように図る。その目的は、北京オリンピックに貢献した人に感謝することにある」
北京オリンピック組織委員会は「2008年、ボランティアの笑顔は北京の最も大切な名刺である。オリンピック開催の時は、世界各地からの笑顔が見られることを期待する」としています。
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