2008年北京オリンピックの開催期間中、北京市は各国の選手、高官及び海外からの観光客およそ60万人を迎える見込みです。北京の観光業界はオリンピック大会の準備作業に取り組んでいます。
北京市はオリンピック誘致活動を展開するころ、オリンピック大会の開催のため、800軒の三つ星級以上のホテルを提供することを約束しました。しかし、北京にはこれまでのところ、三つ星級のホテルは700軒にとどまっています。北京市観光局の熊玉梅副局長は「北京に新しく三つ星級ホテルを建てるつもりはない。既存のホテルの改修を通して、目標を達成する考えだ。具体的には、4000軒近くの旅館の一部を三つ星級ホテルに改造する予定だ。今年末までに、800軒の三つ星級以上のホテルの目標を実現できる見通しだ」と語りました。
熊玉梅副局長はまた「オリンピックの開催期間中、観光客の数は非常に多いことが見込まれる。しかし、北京市にあるホテルはこうした人たちを十分受け入れられる。サービス特に普通の旅館のサービスをさらに向上させることが今年のポイントだ」と紹介しました。
接客能力の強化と共に、北京市は環境保護への要求に応じて、ホテルを改善しています。北京市観光局は北京オリンピック組織委員会の指定したホテル122軒でグリーンホテルの基準を導入しました。これらのホテルを評価する組織も活動を始めました。
グリーンホテルのサービスとは、客に対して安全、健康、環境保護に合致した客室と食品を提供することです。この基準に基づいて、ホテルの内装や設備を環境保護に適したものにします。食品については、検査を受けた肉、野菜、果物などの材料を購入し、食品の安全を保ちます。
北京国際ホテルはオリンピック大会の指定ホテルの一つです。陳旭華総経理は(音響2)「環境保護の観点から、部屋の生活用品をできるだけリサイクルするようにしている。毎日更新するもの例えば、シーツなどについては、お客様一人一人専用のものにして、毎日更新する状況を変え、水の無駄遣いと汚染状況も改善した。このほか、使い捨てのくしとせっけんの利用をできるだけ止めるようにしている。電気や水に対しては、省エネの措置を講じて、エネルギーを節約する」と説明しました。
これまで、北京市にある122軒の指定ホテルでは52軒がグリーンホテルの認定を受けました。今年下半期から、北京オリンピック組織委員会は関連部門の専門家を招いて、指定ホテルの評価を行います。これに合格できないホテルは指定を取り消されます。
2008年北京オリンピック大会の指定ホテルの宿泊料金はすでに定められ、これまでの価格を少し上回っています。しかし、シドニーオリンピックやアテネオリンピックのときの価格の上昇より小幅です。このほか、北京ユースホステルなどは2008年北京オリンピック期間中の予約を受け付けています。観光客はインターネットを通じて、予約でき、値段はオリンピック開催期間に申し込むより低額です。 (02/13 翻訳:殷絮)
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