香港祖国復帰10周年成果展が北京で行なわれています。この展覧会を見学した多くの大学生は記者に対し、「展覧会で多くの実例を通じて、『一国ニ制度』の方針が香港で成功したことが立証された。10年来、香港は安定と繁栄を保ち、大陸との連携を強化した。香港の未来がより美しくなることを願う」と語りました。
展覧会で、香港の繁栄と発展が大學生たちに深い印象を与えています。
「香港は非常に自由で、経済が発達し、繁栄する大都市と分かった。香港の大學に行って勉強したい」
展覧会では、同じ「香港製」でも、1950年代のビニールの造花と21世紀の電子製品が鮮明な対照と成っています。大學生たちが特に感心したのは、香港が小さな漁村から今のような国際的な大都会に発展したことです。
元国家指導者の故鄧小平氏とイギリスのサッチャー元首相の二人の記念写真が掛けられた壁の前で、多くの大學生が記念写真を撮っています。
「イギリスの国旗と香港の旗を降ろし、中華人民共和国の国旗と香港特別行政区の旗を揚げる」
展覧会場では中英両国の香港政権交替式の当時の実況中継を流しています。学生たちは、「これを思い出すと、非常に感動する」と話しています。
北京工業大学生の王志敏さんは「非常に感動している。中国はこの時ついに自国の土地である香港の主権行使が出来た。中国人として、非常に誇りに思っている」と語りました。
この10年間は、香港人にとって、順調なものではありませんでした。まずアジア金融危機の衝撃を受けたあと、サーズに見舞われました。しかし、それで、倒れることなく、世界で11番目の貿易体となり、6番目に大きい外貨取引市場、2番目に大きい証券市場となりました。これについて、北京工業大学の王志敏さんは、「『一国ニ制度』は香港で立派に実践され、中国の実情に合うと共に、香港の発展にも合致する」と語りました。
清華大學の呉昊さんは展覧会を通じて香港人の努力する姿を見ました。
「香港人は仕事への積極性がとても高く、集団意識も非常に高い。この10年来、中央政府と行政区政府は香港住民に多くの面から支援を行った」と語りました。
鄭凱茵さんは香港から大陸の大學に来て勉強している学生です。この展覧会に非常に親しみを感じました。彼女はサーズ問題の時、大陸から受けた援助を振りかえながら、「大陸から、ワクチンやマスクなどが送られ、大きな援助があった。我々の心配をなくしてくれた」と語りました。
この10年来、大陸は香港と経済貿易緊密化協定を結び、大陸住民の香港への個人旅行を開放し、大型国営企業の香港証券市場への上場を支持しています。
今回の展覧会では、10年来の香港の変ったところと変わらないところを紹介しました。つまり、香港の元の社会、経済制度、生活様式は変わらず、自由港、国際金融、貿易、海運、流通センターとする地位も変わらず、変わったのは、大陸との連携がより緊密になったということです。
(翻訳:董燕華)
|