ワシントンに住んでいるマイクさんは先週、スーツに合わせて帽子を買いました。安くて、品質がよいため、マイクさんはこの帽子を非常に気に入っています。マイクさんの家族も同じような帽子が欲しくなりました。調べてみるとその帽子は中国製だと分りました。今、多くのアメリカ人が中国製品に親しんでおり、彼らの生活に深く浸透しています。
国際保健医療活動に従事しているマイクさんはワシントン郊外のアパートで北京放送のインタビューに応じてくれました。
「中国製品は値段が安く、品質もよい。中国製品といえば、日本製品と同じように、始めはおもちゃなどが多かったが、今は洋服や帽子なども増え、それがまた非常におしゃれだ。これは中国の労働力が安く、技術レベルが高いからだろう」
マイクさんが使っている生活用品の中で中国製品は少なくとも30パーセントから40パーセントを占めているのだろうです。
マイクさんのように中国製品を好んでいるアメリカ人は少なくありません。IT技術の仕事に携わっているハミルトンさんも自宅で使っている生活用品は少なくとも50パーセントが中国製です。その理由についてハミルトンさんは次のように話しています。
「アメリカの消費者は値段が安いものが好きだ。ごらんのように週末になると、いろいろな広告チラシが送られてくる。私の母もこれらの広告チラシを見て、どの商品が安いかいつも研究している。今、値段は一番重要視されるものだろう」
現在、アメリカはハイテク市場をリードしています。一方で、中国はアメリカへ日用品を輸出しています。中国製品はなぜアメリカ国民に好まれているのでしょうか、それはこれらの製品がアメリカに実益をもたらしているからです。値段が安い中国製品を使うことで、アメリカ国民は同じ収入でより豊かな生活を送ることができるのです。
今、中米貿易はいよいよ市場化しています。国際貿易に携わるスレンスさんによると、昔、中国製品は品質上の問題でアメリカ市場で好まれていなかったそうです。しかし、今、中国製品は品質が大幅に向上し、将来的には、国際ブランド品と肩を並べるようになると期待されています。
「現在、ハイテク市場ではソニーなどのブランド製品と肩を並べることができないが、中国製品はまだ伸びる余地がある」
中国とアメリカの貿易関係の更なる発展に伴い、アメリカの消費者はより多くの実益を得ることができると見られています。
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