26日は7回目の知的所有権保護デーに当たりますが、中国国家知的所有権保護作業グループ弁公室の姜増偉主任はこの日、「中国は、知的所有権保護の能力を持っており、自信もある。今後、中国は、知的所有権の保護にさらに力を入れる方針で、侵害行為を取り締まり、司法による保護を強化し、知的所有権侵害の刑事責任を追及していく」と語りました。
知的所有権保護の環境改善について、姜増偉主任は「中国政府は、知的所有権保護に乗り出す決意は固く、現在も著しい成果を上げている。今、法体制も整備され、法に基づく監督体制も確立されたほか、社会全般で、知的所有権保護に向けての世論形成もされている」と述べました。
知的所有権の保護を一貫して重視してきた中国政府は、WTO加盟後、国際慣例にも合致し、充実した内容の知的所有権に関する法律体制を確立しました。また、知的所有権犯罪を取り締まる中で、多くの重大事件を解決しました。
一方、知的所有権保護面での不完全さについても、姜増偉主任は「現在、中国における知的所有権保護の実施体制は健全とは言えないし、関連の政策もまだ完全実施までは行っていない。企業の製品開発や製造、販売などの面で、知的所有権制度を利用するレベルはまだ低く、紛争に対応する能力もさらに高める必要がある」と述べました。
それにもかかわらず、中国は知的所有権保護に対して大きな自信を持っています。姜増偉主任は「中国は、知的所有権犯罪の処罰にさらに力を入れていきたい。今年、中国は知的所有権に関する違法行為の取締りに力を入れる。法律に基づき刑事的制裁を講じ、知的所有権に関する違法行為を厳しく取り締まることになる。知的所有権に関する民事事件を適切に処理し、市場競争秩序を規範化させ、技術革新の成果を合理的に保護して、国内外の当事者の合法的権益を平等に保護して、新興産業の健全な発展を進める」と述べました。
姜増偉主任はまた「中国政府は引き続き知的所有権の保護システムの健全化に務め、技術革新の環境を整備していく。そして、知的所有権の地域協力メカニズムと市場秩序を更に基準化させる。この他、中国政府は知的所有権に関する重大事件を共同で監督して処理する制度及び外国政府や国際機関との協力体制を更に強化し、知的所有権に関する事件の公開審判制度を実施することになる。中国は責任ある態度で知的所有権保護を推し進めていく、これは中国が新しい国を構築し、世界のグローバル化の流れに乗って、国家を発展させていく上で必然の選択である」と述べました。(翻訳:ミン亦氷・黄競)
|