知的財産経済が急速に発展し、経済のグローバル化が絶えず進んでいる今日、ハイテク知的所有権の保護活動は日増しに重視されてきています。今日（23日）北京で開かれた会議では「ここ数年、中国は知的所有権の面で大きな力を尽くし、目覚しい進展を遂げた。これからも中国は効果的な措置を講じ、保護活動をさらに推し進めることになる」としました。今日の中国リポートはこれについてお話しましょう。

　今日開かれた中国企業知的所有権保護と自主革新会議で中国の副首相兼国家知的所有権保護活動グループの責任者・呉儀師は中国の知的所有権保護へのこれまでの努力について次のように話しています。

　「ここ数年、中国は知的所有権保護の面で尽くした努力は非常に大きく、かつてない規模であったと言えるだろう。知的所有権保護活動を強化するため、中国は相次いで一連の法律を公布、実施し、WTO・世界貿易機関の要求に基づき、国際ルールに沿って、健全な法体制を確立した。これと同時に中国は一連の国際条約に署名し、国際的義務を積極的に履行している」と語りました。

　しかし、中国の知的所有権保護は依然として多くの問題に直面しており、一部の地区ではその侵害ががまだ深刻で、一刻も早く解決する必要があります。呉儀副首相は、「私は中国政府を代表し、全世界に対し、中国政府は知的所有権保護活動に更に力を入れて、更なる効果的な措置を講じることを宣告する」と述べました。

　呉儀副首相はまた「中国政府は知的所有権保護のための良好な環境を整備するため、重点問題について全国規模で保護活動に取り込む。中国は知的所有権保護のサービス体系を確立し、全国の50の都市で摘発受付センターを設立し、全社会が力を合わせて、活動を強化する」との考えを表明しました。

　今日の会議に参加した300の企業は共同で「企業正規版ソフトウェア使用の呼びかけ」に署名し、全国規模の企業が積極的に海賊版ソフトウェアの使用を自ら制止し、実際行動により中国政府がソフトウェアなど知的所有権保護のために尽くした努力を支持する」としました。

　世界的に有名なネットワーク大企業・シスコシステムズの林正剛中国地区取締役は「まもなく、わが社は上海に科学技術研究センターを設けることになる。これはわが社の世界5大科学研究センターの一つであり、投資総額が3500万ドルに達する。中国の知的所有権保護活動は健全化されてきており、わが社の投資は必ず利益が得られる」と述べました。