イランのモッタキ外相は4日、協力による核問題の解決に応じる意向を示しました。また、同日国連安保理の輪番議長で中国の王光亜大使はこれについて、「イランの核問題を妥当に解決するにはイランとIAEA・国際原子力機関の協力が必要である」と述べました。
モッタキ外相は「核エネルギーの平和利用技術を獲得するのはイランの合法的権利であり、イランは、IAEAの規定を遵守する下で核に関する活動を続けていく」と表明しました。
王光亜大使は国連本部で「安保理がこのほど議長声明を採択した目的も、イラン核問題におけるIAEAの役割を強化することにある。もし、一部の国の意思に基づいて制裁的な決議を採択するならば、これは問題の解決に役立たない」と強調しました。
これと同時に、イラン軍は軍事演習を続けており、4日、4発目の地対艦ミサイルの試射に成功しました。これについて、アメリカは、こうした行動はイランをより孤立した立場に立たせるしかないと警告しました。
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