ドイツ、中国、ロシア、フランス、イギリス、アメリカ6カ国の外相或いは外務次官及びEU・欧州連合のソラナ共通外交・安全保障担当上級代表は30日、ベルリンで会議を開き、イラン核問題について協議しました。会議に参加した各国は、一日も早くウラン濃縮に関するすべての活動を停止し、交渉の場に戻るようイランに対して緊急の呼びかけを行いました。
この会議で中国とロシアはいずれも、「イラン核問題を取り扱う際は、IAEA・国際原子力機関の権威と役割を強化すべきである。各国の外交的努力は平和解決の目標を実現することにプラスとなる」との意見を表明しました。またアメリカのライス国務長官は、「対立ではなく対話を選ぶよう」イランに呼びかけました。一方、フランスのシラク大統領は同じ日、パリでライス国務長官と会談を行った際、イランがその核開発計画の放棄を再度拒否したことに憂慮の意を示しました。
同じ30日、国連のアナン事務総長は声明を発表し、イラン核問題に関する安保理の議長声明に歓迎の意を表しました。
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