イランのアンサリ駐露大使は29日、モスクワで、「イランは核問題の解決でIAEA・国際原子力機関と積極的に協力しており、また正常な条件の下で引き続き同機関と協力していきたい」と述べました。
アンサリ大使は、「IAEAの加盟国として、イランは相応の義務を負うと同時に、同機関に賦与された権利をも享受している。IAEAはイラン核問題を解決する過程でこの点を考慮すべきである。国連安保理がイラン核問題に介入することは法的根拠がない」と指摘しました。
また、アンサリ大使は、「ロシアでウラン濃縮合同企業をイランと共に設立するというロシアの提案について行った会談は、積極的で建設的なものである。双方は条件が成熟する時にまたこの問題について会談を行う」と語りました。
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