ロシアとイランは20日、ロシアでウラン濃縮企業の設立に関する第1回協議を行いました。
協議終了後、ロシア国家安全委員会の関係者は、「双方は、引き続き協議することで一致した」と述べました。しかし、次回協議の具体的な期日を明らかにしていません。
ロシアのラブロフ外相は当日、「今回の協議はイラン核問題がIAEA・国際原子力機関の枠組み内で解決される見通しを明るくさせることにプラスとなるものだと私は信じている」と述べました。
同じ日、ブリュッセルを訪問中のイランのモッタキ外相は、「イランは、核燃料の生産問題で譲歩を見せ、しかも、『ウラン濃縮過程のロシア領内に移転する』というロシアの提案を考えるつもりだ。しかし、イランの核開発を引き続き行わなければならない。イラン核問題を国連安保理に付託し、報告するなどのことはいずれもイランが受け入れられないものだ」と強調しました。
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