欧州議会は15日フランスのストラスブールでの会議で決議を採択し、国連安保理によるイラン核問題の解決を呼びかけました。
この決議は、欧州議会はこのほど国際原子力機関の理事会で採択された関連の決議を支持し、イラン問題は国際法に基づいて処理すべきでり、国連安保理によるこの問題の解決は「必要なステップ」であるとの考えを示した上で、イラン当局がこのほどウラン濃縮活動を再開したことに欧州議会は非常に注目しているとしています。
同じ日、ロシアのプーチン大統領とロシアを訪問中のフランスのドビルパン外相もモスクワでイランの核問題について共同声明を発表し、イラン国民が核の平和利用という合法的権利を持つことを認める共に、ウランの濃縮と関係のある活動を停止するようイラン側に呼びかけました。
アメリカのライス国務長官もこの日、イランのウラン濃縮活動再開は国際社会への「公然たる挑発」だとして、ブッシュ政府はイランへの全面的な制裁を考慮していると表明しました。
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