フランス駐在イラン大使は17日声明を発表し、「イラン最高国家安全委員会の事務長で、核問題交渉の首席代表ラリジャニ氏は、イランの核計画を原子力の平和的利用として確保することについて新提案を出した」と明らかにしました。
この声明によりますと、ラリジャニ氏は16日、フランス記者のインタビューに答え、IAEA・国際原子力機関の査察を引き受け、ウラン濃縮のランクを制限できる遠心分離機を使うことは、イラン核計画の平和的性質を確保するもっとも良い方式である」と述べた後、ラリジャニ氏のこうした提案が受け入れられれば、イランは核拡散防止条約の補助議定書を議会の批准に付することを認めると明らかにしました。
声明はまた「イランは、イスラエルを除いたすべての国と交渉を行なう用意があり、EUの国々はイランに対する言葉遣いを変えれば、イランの核技術の平和的利用の権利を承認し、イランは核問題で協力的な姿勢を示すつもりだ」としています。
|