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朝韓、将軍級会談を再開
   2006-02-04 16:10:59    cri

 韓国国防省は3日、「韓国と朝鮮はこの日、2年近く中断されていた将軍級会談の再開に同意した」と発表しました。これは朝韓関係が新たな進展を遂げたことを示し、会談の内容から南北協力の新しいポイントを覗うことも出来ます。

 この日、韓国と朝鮮の軍事代表はパンムンジョム「板門店」の朝鮮側で作業グループ会議を開き、将軍級会談の再開について討議しました。双方は、今月の末或いは3月の始めに板門店で2日間にわたって第3回将軍級会談を行うことを決定しました。また、双方は朝鮮半島東西海岸の鉄道と道路の開通に軍事的な保障を提供する協議の調印、朝鮮半島西部海域での武力衝突防止方案及び西部海域における共同漁撈区の設置などについて討議しました。

 朝韓将軍級会談は双方の最高クラスの軍事対話メカニズムで、その主旨は朝鮮半島の緊張緩和と相互間の軍事信頼を確立することにあります。

 朝韓両国は2004年の5月と6月に二回にわたって将軍級会談を行ない、朝鮮半島西部海域での武力衝突の防止や軍事境界線沿線での宣伝活動の停止についての協定に調印しました。しかし、その後、韓国軍艦が朝鮮半島西部海域で、朝鮮軍艦に発砲し、警告したことは朝鮮側の強い不満を引き起こしたため、朝鮮側は会談から脱退しました。そして去年の6月に、双方は第15回閣僚会談で第3回将軍級会談の再開に初めて同意したのです。

 2000年、韓国のキム・デジュン大統領が朝鮮を訪問した際、『南北共同宣言』に調印したあと、両国は民族和解と協力の面で大きな成果を収めました。特に、去年、双方の貿易額は10億5000万ドルに達し、これまでの最高となり、朝鮮半島の緊張緩和にプラスとなり、双方の軍事交流の正常化を促しました。

 両国の鉄道と道路の接続に伴い、両国の経済的な連繋と人的往来も一段と強化されるに違いありません。鉄道と道路の接続に軍事的な保障を提供することは議事日程に入りました。これは今回会談の焦点となるとのことです。まもなく朝鮮を訪問するキム・デジョン前大統領は、このほど「4月に汽車に乗って、ピョンヤンを訪れることを希望する」と語りました。これによって、南北鉄道の接続はさらに注目されるようになりました。

 このほか、西部海域についての交渉も注目される焦点の一つとなります。朝鮮戦争後、国連軍は一方的に朝鮮半島西部海域で朝韓海上境界線を画定しました。朝鮮側はこれまでこれを認めていません。普段、双方は高度な警戒状態にあり、毎年、漁撈の季節になると、双方の軍艦は自国の漁民を保護するため、たびたび衝突しています。

 世論は、第3回将軍級会談で、双方は武力衝突の防止措置について討議するほか、共同漁撈区の設置についても討議し、これは双方の協力の願いを表明したと見ています。

 現在、朝鮮半島冷戦の枠組がまだ存在しており、軍事境界線の両側はなおも、軍事対峙の態勢にあり、双方は相互信頼に欠けています。そして、両国の将軍級会談に対する注目の重点もそれぞれ異なっています。韓国は会談を通じて、緊迫した軍事情勢を緩和させ、経済協力の道を切り開き、最終的に朝鮮半島の恒久な平和メカニズムを構築することを希望しています。しかし、朝鮮側は朝鮮半島の緊張緩和及び米韓の合同軍事演習の停止など重大な問題に注目しているのです。

朝韓
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