中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
朝鮮、韓国との対話、良い成果を収めた
   2005-06-24 15:38:25    cri

 第15回朝鮮、韓国閣僚級会談は23日夜、ソウルで終わりました。10ヶ月ぶりの双方の会談は良い成果を収め、朝鮮半島の和解協力プロセスにプラスになりました。

 2000年に行われた歴史的な会合で、朝鮮と、韓国の首脳は自主的に朝鮮半島の平和統一を実現させようという原則が定められました。相互理解と協力を達成するため、両国政府は政治、経済、軍事など各分野に及ぶ対話のルートを設けましたが、そのうち、閣僚級会談は大きな役割を果たしています。去年7月、朝鮮半島とその外部情勢の変化によって、政府間対話が全面的に中止されました。そして今年の5月に、双方は次官級会合を行い、閣僚級会談の再開について合意に達しました。その後、ピョンヤンで行われた両国の首脳会談五周年を記念する活動で、朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は韓国の鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一相と会見し、和解協力プロセスを推進することについて合意に達しました。以上のような背景の下に、今回の閣僚級会談が収めた成果は注目されています。

 まず、今回会談は、双方が両国政府間の対話ルートを全面的に回復させたことを証明しました。それは、閣僚級会談、人道的分野である赤十字社会談、経済分野の経済協力促進委員会の会談、軍事分野の将軍レベル会談を含めています。

 また、今回会談は南北間の交流と協力における新たな分野を開拓しました。例えば、次官級の政府高官による農業協力会談を行い、漁業分野の対話によって、共同の漁業区を企画すること、赤十字社会談では朝鮮戦争での行方不明者を確認すること、そして離散家族の再会を図ることと、テレビを通じての再会をテスト的に行うことなどです。今回の閣僚級会談が収めた実質的成果によって、両国間の交流と協力は新たなスタートを切りました。

 このほか、今回会談では朝鮮半島の核問題解決で、積極的な兆しが見られました。会談後発表されたコミュニケは、南北双方は朝鮮半島の非核化を最終目標とし、対話を通して、核問題を解決することで合意に達したとしています。

 朝鮮半島の核問題とこの問題解決を巡る六カ国協議の将来性はまだ明らかになっていない現在、双方が達成したこの合意は大きな意義を持っていると見られています。一つは、キムジョンイル総書記が17日、朝鮮半島の非核化が金日成(キム・イルソン)元主席の生前の願いであると語った後、朝鮮はこの会談を通して非核化を確約する立場を表明したのです。もう一つは、双方が会談で、核問題をめぐって、素直かつ友好的な対話を行い、着実な措置を取って、対話を推し進めるという態度を示したことは評価すべきものです。先日、キムジョンイル総書記は「アメリカが朝鮮の意図を認め、尊重すれば、朝鮮は7月に六カ国協議に復帰する可能性がある」との態度を示しました。これを受けて、朝鮮側は今回の閣僚級会談で平和的立場を再び示したことは、六カ国協議再開にとっては積極的な兆しであると見られています。

 以上のような朝鮮半島南北双方の積極的な行動は六カ国協議参加国にも注目されています。関係各側は誠意を持って、今のチャンスを逃さなければ、六カ国協議はいち早く再開される可能性があるのです。

朝鮮
v 朝鮮半島和解のプロセス、曲折と希望の中で前進 2005-06-15 15:14:55
v 朝鮮と韓国、対話再開 2005-05-17 13:36:31
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |