韓国と朝鮮の第17回南北閣僚級会談は16日韓国のチェジュ島で終了しました。双方は朝鮮半島核問題や交流協力などの問題で9項目の合意文を発表しました。韓国と朝鮮の今年最後の閣僚級会合として、今回の会談は双方の協力と交流のために目標と方向を定め、南北双方が来年の関係発展にむけ良好な基礎を築きあげたと見られています。
4日間にわたる今回の会談は南北関係発展の成果を評価し、今後の方向を討議しました。会談後に発表された共同コミュニケから見れば、双方はこの一年間の南北関係の発展に満足の意を表しました。このコミュニケは「南北双方は「南北共同宣言」の精神に基づき、民族平和と連合を妨げる古い観念を捨てて、お互い相手の思想と制度を承認、尊重し合い、更に、このために具体的な措置を講じると言う点で合意した」とのことです。
南北関係の更なる発展のため、南北双方は投資増加と協力拡大を決めました。また、会談は「南北経済協力は民族内部の協力である」と言う原則を定め、着実な措置を講じ、投資協力の区域、業種それに規模を拡大させることで合意に達しました。
朝鮮半島核問題について、双方は非核化の目標を実現させるため、第4回6各国協議の共同声明を一日も早く履行する必要があると見ています。双方はまた「朝鮮半島核問題の平和的解決は共同の安全利益にプラスとなるべきであり、このために南北双方は積極的に協力する」との考えを表明しました。
様々な原因によって、双方は今年末にハイレベル軍事会談を行うことができませんでした。軍事上の緊張を緩和させ、半島の平和を保証するため、今回の会談では来年のできるだけ早い時期に南北軍事会談を行うことを決めました。このほか、双方は来年の旧暦の正月前後、赤十字会談と離散家族対面を行い、更に民族文化遺産の保護、国際テコンド?組織の支援などで合意しました。
韓国と朝鮮は今年、3度の閣僚級会議を行い、第17回南北閣僚級会談で合意した協議が来年の南北関係発展のために目標と方向を定めました。双方の経済協力は更に高いレベルに向かい、南北双方は民間交流の拡大を願っています。双方が会談で収めた成果は南北交流と協力に新しい活力を注ぎ、新しい一年は南北関係が更に発展していくでしょう。
|