聞き手:王小燕
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ベテラン・テレビマンの大野清司さんにお話を伺うシリーズ企画の2回目です。
1972年、まだ大学生だった大野さんは初めて中国を訪問しました。就職後もいつか中国で仕事ができないかと会社に希望を伝えていました。
チャンスが訪れたのは1981年でした。その年の5月末~6月中旬に、TBSの「世界の子供たち」シリーズで大野ディレクターは北京と長春を訪れました。北京では、6月1日の「国際児童節」をはさみ、小学生たちの過ごし方などをカメラにしっかりと収め、長春では残留孤児たちの子どもに取材ができました。
ところで、1980年代初めは撮影器材の変化もありました。時代はフィルムからVTRに移行していこうとしていたのです。こうしたテレビ制作のハードウェアを取り巻く変化が、テレビ番組の作り方そのものにどのような変化をもたらしたのでしょうか。また、スポンサーの提供で初めて成り立つ民放のテレビ番組制作にとって、視聴率とクォリティを両立させる上で、どのような工夫があったのでしょうか。大きな時代の変化を背景に行われていた作り手側のきめ細やかな取組がありました。今回もぜひお聞き逃しのないように。
【プロフィール】
大野清司(おおの きよし)さん
1949年、東京都生まれ。
東京大学卒業後、1974年に株式会社TBS映画社(現社名:TBS VISION)に入社。主にドキュメンターリ番組のディレクター、プロデューサーとして番組制作に係わる。特に、1979年からは海外取材番組を担当し、世界60ヵ国を取材。
【主な担当作品】
・『美をもとめて』シリーズ、『世界の子供たち』シリーズ
・『世界めぐり愛』シリーズ、『世界遺産』シリーズ
・『遥かなるアンコールワット』、映画『敦煌』公式記録VTR
・中日共同制作『万里の長城』(日本TBS&中国CCTV)
・TBS開局40周年記念番組『日本海大紀行』
・『緒形拳:シルクロード列車の旅』
その他、多数
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