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世界の日本語学習者は年々増える傾向にあり、その数は約400万人に達しているとも言われています。その中の105万人が中国にいると言われます。1949年の新中国建国以降の日本語教育の歩みには、どのような変化が見られたのか。また、日本語教育に使われる教科書の特徴は?時代の変遷に伴って、中国の日本語ブームにどのような変化が見られるのか。
今回は、日中教育関係史、日本語教材史研究、日本語教材開発が専門の若手学者、東洋大学の田中祐輔さんにお話を伺います。
父親の仕事の関係で、6~8歳を中国の大連で過ごしたという幼少時代の経験が、のちに現在の研究を始めた原点になる田中さん。日本語教師として中国の大学で教鞭をとっただけでなく、現役からすでに退いたベテラン日本語教師への聞き取り調査をコツコツと続け、綿密な研究を続けてきました。
日本語学習者の動機や興味を持つ点、または日本語教科書そのものの変化からどのような中日交流の現状が見えるのか、詳しくは、どうぞ番組をお聞きください。
田中祐輔(たなか ゆうすけ)さん
1983年、神奈川県生まれ。
日中交流事業の一貫として、高校国語教諭の父が、1989年から1991年まで大連外国語学院に派遣され、幼少期(6〜8歳)を中国大連市で過ごす。
中国大連市中山区第一幼稚園、中山区解放小学校を経て筑波大学日本語・日本文化学類卒業。
早稲田大学大学院日本語教育研究科修了(博士)。専門は日中教育関係史、日本語教材史研究、日本語教材開発。
【職歴】
復旦大学日本語学科外国人専任講師(2009年〜2011年)、日本学術振興会特別研究員(2011年度〜2012年度)、
早稲田大学国際学術院助手を経て、現在、東洋大学国際センター専任講師。
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