王一南さん(19才)は、清華大学美術学院の一年生です。小さい時から美術に深い関心を持っており、2000年初めから今までの8年間、王一南さんは五輪の選手などを描き、五輪と深く関わるようになりました。「五輪小画家」と称されている王一南さんは今、2008年北京五輪の為に絵を創作し続けています。
2000年、まだ11才の王一南さんは、アメリカのカード会社VISAの国際組織が主催した「オリンピックを思う」という児童絵画大会に参加しました。世界で最大規模を誇るこの大会には、「家族五人でオリンピックを見る」という作品を出品し、30万人の中国人応募者から勝ち残り、中国地域での優勝者となりました。そのため、「北京五輪の小さい使者」という身分でシドニー第27回オリンピック大会の試合観戦に招待されました。
また、シドニー・オリンピックの開催期間中、彼の絵はシドニーのダーリン港の最も目立つ場所に飾られ、さらに、アメリカの会社VISAによって作品の葉書も作られました。彼は当時のサマランチ会長のために肖像画を描き、それをプレゼントされたサマランチ会長が大変気に入ったそうです。
北京五輪の招致期間中に、彼の「五輪リレー」という作品はアートポスターとして北京五輪組織委員会に選ばれ、北京中に貼り出されました。こうした活動を通じて、似通った経歴を持つ著名な五輪画家のオーストラリア人のチャールズ ・ビリッチさんと親友になりました。王さんはこれまでオリンピックをテーマとする作品を数十枚描いており、名実ともに「五輪小画家」となっています。
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