北京市の副市長だった陸昊さんは、今年5月、41歳で中国共産党青年団中央第一書記に就任し、中国で最年少の大臣級指導者になりました。共産党青年団は現在7,200万人の団員を有し、中国最大の若者の組織です。各地方にその末端組織があり、全国にネットワークを形成して活動を行っています。
陸昊さんはこれまでの人生において、「最年少」を何度も記録しました。西安での高校時代に、18歳で中国共産党員になり、西安市で唯一の高校生党員でした。北京大学に推薦入学した後、20歳で「文革」後の選挙により当選した初めての学生会主席になりました。
陸昊さんは北京大学で経済学の修士号を取得し、27歳で北京市ウール工場に就職しましたが、4年後、5000人を有する工場を赤字の経営から黒字に転じさせました。その実績から、1998年に、北京市の第三回「優秀青年10人」の一人に選ばれました。
その後、中関村ハイテクパーク管理委員会主任を経て、「鋭敏かつ着実で、革新力を備える」ことが評価され、さらに2003年に35歳で北京市副市長に選任されました。若き有能な陸昊さんは、中国の指導者のイメージを新たにしたと言えます。陸昊さんは、今後、その若いエネルギーでどのように青年団を導いていくか、注目されます。(「中国新聞週刊」より、編集・翻訳:閣)
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