国内外にその名が知られる高原都市、西蔵(チベット)自治区の拉薩(ラサ)市はかつて、中国の他の地域からは、はるかに遠く離れた都市でした。しかし、西蔵へ通じる国道、航路が続々と開通し、そして2006年7月、青蔵鉄道が全線開通してからは、ラサと中国の他の地域、ラサと世界との関係はいっそう親密なものとなりました。長い歴史を持つこの都市は、伝統的な宗教精神や文化的な息遣いがあふれる一方で、近代的な風情が交じり合う都市へと新しく変化を遂げています。
青海省と西蔵(チベット)自治区を結ぶ青蔵鉄道の終着駅・拉薩(ラサ)駅は、モダンでありながら、蔵(チベット)族の伝統建築を取り入れたデザインです。完成後、現地の人々や国内外の観光客が、次々と見物に訪れ、新たなスポットとなりつつあるそうです。
世界の観光客の目線を浴びるこの世界の屋根の西蔵(チベット)自治区には、観光名所地が数多くあります。チベット文物局によると、自治区を代表する観光地、布達拉(ポタラ)宮は、冬季は訪れる人がまばらな一方、夏季は観光客でごった返します。関連部門は近く、冬季と夏季で入場料を変える制度を採用する予定だそうです。関連部門が示した参考価格は、冬季(11月1日~4月30日)の入場料が100元、夏季(5月1日~10月31日)入場料が300元。同部門は、入場料に変化をつけることで、観光客の数を調節したいという考えだと聞きました。
「人民網日本語版」より
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