オンライン旅行サービスの国内最大手サイト「携程旅行網(C-trip)」が実施した会員アンケートによりますと、国内の旅行先では西蔵(チベット)が最大の人気を集めています。また、2006年のサッカーワールドカップ(W杯)の盛り上がりの影響で、去年の夏の観光シーズンに入っても観光客の出足が鈍いようです。
「携程網」レジャー部門の責任者、唐一波氏によりますと、西蔵自治区へ乗り入れる青蔵鉄道の開通で、西蔵観光への関心も高まっています。会員が同サイトを通じて手配した遠距離旅行のうち、18%近くが西蔵観光です。中でも、鉄道旅行に人気が集まっています。2位以下には、レジャー観光の定番とされる三亜(海南省)、麗江(雲南省)、九寨溝(四川省)が続いています。
アンケートでは、去年のサッカーW杯のために旅行計画を遅らせる人が相次いだことが分かったのです。旅行を予定する会員のうち、9割以上が「W杯が終わってから旅行する」、半数以上が「連日の観戦による疲れを癒してから、8月以降に旅行する」と答えていました。この影響で、夏の観光ピークの始まりは7月末から8月上旬へとずれ込む見通しだというです。
なお、西蔵(チベット)自治区に初めて乗り入れた青蔵鉄道の開通により、同自治区を訪れる国内外の観光客も大幅に増えています。最新の統計によると、西蔵入りする観光客の数は、1日約5千人に上るという。
「人民網日本語版」より
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