去年、中日両国の間で、大規模な学生交流活動が行われました。この中で、一部の中国人学生が、日本で1年間生活を送ることになりました。山東省泰山外国語学校高校二年生の劉振強さんはその中の1人です。今回は、日本での食生活について、劉さんが書いた文章をご紹介します。
私は去年の9月に日本に来ました。たくさん新しい経験をしましたが、その中でも一番
<写真の真ん中は劉振強さん> 興味深かったのは、日本の食べ物です。
学校では、調理実習に参加しました。中国ではまったく料理をしたことがありませんでしたが、とても楽しいです。日本の学生とたくさん交流ができ、そして、日本の料理について知ることができました。
手の形をしたクッキーを作ったり、りんごを切ってアップルパイを作ったり、いろいろなものを作って食べました。でも、一番、心に残っているのは、アンコウの料理です。
アンコウは見た目がおかしくて、みにくい魚です。初めて見たときはびっくりしました。とても高くて、おいしい魚とは信じられませんでした。
たくさんの人がいる中で、料理の先生はアンコウをさばきました。とてもはやい! そしてとても上手に切りました。私はびっくりしました。
先生からアンコウの身をもらって、私たちの班は、唐揚げを作りました。どうするかわからなかったので、日本の生徒に教えてもらって、いっしょに料理しました。
初めて魚を油で揚げたので、興奮しました。とても楽しく、そして、とてもおいしい。まさか日本で、こんな魚を料理するとは思いませんでした。でも、日本の食べ物も体験できて、すばらしい一日でした。
下関で一番有名な魚はフグです。チャンスがあって春帆楼というレストランで食べました。ここは名所旧跡で、とてもきれいなフグが出てきました。私は、初めて刺身を食べました。実はとてもおいしいことがわかりました。瓦にのった蕎麦も食べました。初めて食べる物ばかりです。
たくさんの日本の文化を、初めて体験しました。この経験を大切にしたいと思います。これからもいろいろ食べて行きます。
「人民中国」より
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