「十一五」期に中国経済社会が直面する内外の環境について
*雇用情勢はさらに厳しく
中国の人口構成とその変動の趨勢、経済発展のおかれている段階、そして改革開放の発展拡大により、失業問題が現代化の過程における長期的な問題になっています。「十一五」期において失業は、文化的に水準の低い労働者にのみみられるものではありません。さらに深刻なのは、近年大学の募集人数が猛烈に増加し、民営・外資系合弁など各種の高等教育の発展が加速した結果、文化水準の高い労働者にも失業問題が降りかかってくるのであります。雇用が十分でないことは人的資源の大いなる浪費であります。
*戦略的な資源の節減をますます強化
「十一五」期は人口の増加と経済の発展に伴い資源への需要が増加し、ヒトと地球の間の矛盾はさらに激しくなり、森林や緑地資源はますます減少してゆくでしょう。土地の砂漠化、地力の低下、土壌汚染、緑地の退化などの問題がさらに顕在化してくるでしょう。
「十一五」期には北部の水不足が深刻になり、全国の水資源の適切な配分への要求はますます喫緊のものとなります。全国の水質汚染問題はさらに深刻化し、その対応には今後おおいに力を入れていかなければならないでしょう。国内での石油の需給アンバランスは拡大の一途で、経済発展が国際石油市場への依存を高め、中国は国際的に安全な利益を得ることになります。(続き)
「人民網日本語版」より
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