*国家の安全はさらに多くの挑戦をう(続き)
9.11米国同時多発テロ事件後、国際社会は国家の安全への脅威、とりわけ非従来型の脅威に対しての認識を深め、多くの国が国家の新しい安全戦略を定め、一連の対応措置をとりました。世界に大きな影響力をもつ大国として、中国の発展にも国家の安全についてのさらなる考慮が必要であります。
*グローバル化を背景として国や地域間の連携が強まる一方で、貿易保護主義もまた健在
技術革命の推進のもと、経済のグローバル化は発展を続け、従来型の貿易保護主義(高額の関税、輸入割当制度など)は徐々に姿を消すでしょう。その一方で世界全体での生産、とりわけ労働集約型製品(繊維製品、消費型電子製品など)と、資本集約型の生産(鉄鋼、造船など)は過剰生産に陥り、新しい形での貿易保護主義(主に技術障壁の設置、反ダンピング訴訟など)は存続し、条件次第ではさらに増加します。しかし、また、国や地域間の分業体制による利益を求め、貿易保護主義の負の影響を克服するために、さまざまな形の国や地域間の協力関係(中国と東南アジア諸国連合間の自由貿易協定や中日韓の経済協力など)も発展し続けるでしょう。「十一五」期間中、中国は北京オリンピックと上海万国博覧会を開催する予定であります。これらは無限の商機をもたらすだけでなく、中国の国際的影響力を拡大し、中国経済と世界経済のさらなる融合を促進するでしょう。(続き)
「人民網日本語版」より
|