質問:中国は、中高生は携帯電話を持っていますか。
回答:近年、キャンパスでの携帯電話の流行は既にコントロールがきかなくなり、激しくなる一方です。以前、中学・高校で流行っていた「何かあったら、ポケベルに連絡してね」は、今では「何かあったら、携帯に電話してね」に取って代わりました。しかし、キャンパスや教室内で頻繁に鳴り始めた携帯の着メロに、教師や父母は憂慮を抱いています。そもそも、中高生に携帯は必要なのか。学校は携帯を禁止するべきなのか。
中高生はなぜ携帯電話を持つのか?
理由1:便利で実用的
大部分の生徒は、主として携帯電話が同級生との連絡に便利だからとしています。また、一部の中高生は遠距離通学や寮住まいであるため、父母が確実に連絡が取れるよう、子供に携帯を持たせるケースもあります
理由2:時代の潮流
現在、否応もなくデジタル化へと突き進む流行の波が、全世界を席巻しています。時代の流行の最先端にいる中高生は、自然とこの波の先端にも乗ろうとします。最新デザインの携帯電話を手にせずに、どうして最先端を追求する「新新人類」でいられるでしょう。
理由3:ステータス・シンボル
休み時間に交わされる話題も、携帯電話関連。「GPRS」、「CDMA」といった言葉が飛び交い、「CeBIT」で展示された新製品の事で熱くなります。携帯の概念そのものが、彼らの中で次第に変化し、今では一種のステータスシンボルとなっています。より良い携帯を持っている、より高価な携帯を持っているという事は、つまりよりリッチだという。互いに比べ合い、競争し合う風潮は盛んになる一方です。
理由4:携帯電話は面白い
携帯電話は面白い。ショートメッセージは安くて便利だし、悪ふざけやネット上のジョークは、身近になったという。携帯でチャットをし、ゲームをし、中には良からぬショートメッセージやポルノ画像を送受信する生徒もいます。ある統計によると、中国の中高生の携帯利用は、ショートメッセージが55%を占め、ゲームが23%、おしゃべりは27%となっているのです。
理由5:個性の表現
「携帯族」の女子生徒は、きれいな携帯ケースや、色とりどりの携帯ストラップ・アクセサリー、携帯ペイントが手放せない。これらのために、携帯電話には「個性の表現」という、もう一つの使い方が生まれています。(続き)
「人民網日本語版」より
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