北京の東南部に位置する大興区(たいこうく)は、面積1040平方キロメートル、人口55万人で、スイカの産地として知られています。もともとは大興県でしたが、2001年から、県から区に昇格することになりました。永定河、新?河、大龍河など14本の川が区内を流れています。
大興区は環渤海経済圏の中心にあり、北京で海に一番近い区域で、天津港までは車で90分で結ばれるということです。また、大興区は交通の便がよく、北京?天津?塘沽間を結ぶ京津塘高速道路、北京と開封を結ぶ京?高速道路、104国道などの道路が区内を南北に貫き、北京の五環路(第5環状道路)が東西に通り抜けています。
大興区はハイテク分野で先頭を走っています。いま、情報技術やバイオテクノロジー、医薬、自動車製造などの産業が優位性を見せており、北京生物プロジェクトと医薬産業基地や、北京ベンツ自動車ハイテクパーク、北京精密化学工業基地など重点的な施設も次々と区内で設立されました。さらに、現代的物流やサービス、文化教育、レジャー、観光など新しい分野でも大きな将来性を見せています。
観光スポット:
【北京の西瓜博物館】
2004年の夏に北京の南に西瓜博物館が開館しました。展示ホールは二つに分かれ、スイカの歴史や品種をはじめ、スイカに関するさまざまな知識がパネル展示されています。ここに来れば、スイカの関連知識や北京におけるスイカ事情などを身につけることができます。パネル展示のほかに実物の展示もあり、毎年、博物館の前で西瓜祭りも行われています。スイカを食べながら、スイカ畑で働く人たちとおしゃべりしたりできるのも楽しみです。
交通:バス 南礼士路から937路 (厖各庄行き)で梨花橋駅まで
住所:北京市大興区厖各庄鎮
電話・FAX:8928-8349
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