
中国の海外援助は、アジアや、アフリカ、ラテンアメリカなどに集中しています。主に土木工事や医療、中国語教育などが多いようです。
1963年、アルジェリア(アフリカ)を皮切りに、中国によるアフリカへの医療援助チーム派遣が始まりました。これまで派遣された医師は1万5千人。いまアフリカでは34カ国、35チームが活躍していています。

医療チームは各省や直轄市が派遣されるものと、中央政府の省庁が派遣したものがあります。
中国商務省など省庁は2002年から青年ボランティアを各地で募集して、海外に派遣し、中国語教育や情報技術、農業技術の援助を行なっています。2007年のボランティア募集は先月、各地で行なわれました。年齢制限は20歳から35歳までで、大学卒業の学歴が要求されます。期間は半年から2年です。
こうしたボランティアは、交通費や滞在費は国が負担し、必要な保険をかけてもらえるほか、月に200ドル(2万円あまり)が支給されます。
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