中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
台湾青年:大陸を訪れる
   2006-09-28 10:10:03    cri

 今年の夏、大陸で、あるサマーキャンプが行なわれました。サマーキャンプとは、若者などを中心に、集団で旅行先を訪れ、様々な交流活動を行なうものです。でも、今年、行なわれた、あるキャンプは、特別な意味を持っていました。参加者が台湾の若者達だったということです。

 台湾の若者たちの夏休み旅行は、これまでアメリカやヨーロッパを選ぶことが多かったようです。でも、今年の夏は多くの若者が、大陸にやってきて、サマーキャンプに参加したのです。

 中華全国台湾同胞連合会が、この夏休み、台湾青年のためのサマーキャンプを催しました。これに台湾から1300人の学生が参加しました。これまで、台湾の若者は、自らの目で大陸を見る機会がほとんどありませんでした。教科書や本、人づてからしか知ることのなかった中国大陸。彼らはどんな印象を受けたのでしょう。

 台湾からの1300人は十あまりのグループに分かれて、歴史の街、西安や美しい景色が有名な四川・九寨溝などを周遊し、最後に北京に集合して、万里の長城や紫禁城を見学しました。

 台湾島は大陸から300海里ほどしか離れていませんが、台湾の若者は大陸のことをあまり知らないというのも事実です。ある台湾の学生は、「成都(四川省の省都)は台北並みに賑やかだった」とか、「北京の紫禁城がこんなに雄大だとは知らなかった」とか、「大陸の学生もおしゃべりがすきだったんだ」など、素朴な感想をもらしていました。

 台湾師範大学の三年生、王正さんは子供の頃から、中国古代史の本を愛読しました。今回、初めて大陸を訪れたことで、中華文化に対してより深い理解ができたそうです。中華民族の祖先とされる黄帝の陵墓などを訪れた時の感想をこのように語ります。

 「黄帝陵に立ったとき、兵馬俑を前にした時、その悠久な歴史が目の前に蘇ってくるようでした。これまでは教科書や本など、文字で学んだ歴史だったから、実感が沸かなかったんです。でも今回、この土地に自ら立ち、この目で見ることができました。中国の5000年の歴史、そして、その多様性、その包容力を実感しました」

 北京で、台湾の若者は、伝統的な職人の技も体験しました。一行は、この日、北京南部の工芸品店「百工坊」にやってきました。店名は「堪能な職人の仕事場」という意味です。

 この店で、台湾の若者は、台湾でめったに見られない、石や歯の彫刻、七宝焼きの製造過程など見物しました。その後、いくつかのグループに分かれて、切り紙や、粘土の塑像、縄の結び方などを体験しました。職人の手さばきは一見、それほど難しくないように見えますが、いざ自分がやってみると、なかなか思うとおりにできません。はさみをうまくコントロールできなかったり、縄をうまく結べなかったり、粘土をあちこちに散らかしてしまったりします。参加者はみな職人さんの技に脱帽のようでした。台湾世新大学の李昀臻(いんしん)さんはこのように話します。

 「今そこで、職人さんが瑠璃を作っているのを見物させていただきました。真剣な眼差しで、手は少しも震えていません。私たちがじっと見ていても、そして簡単なものを作っているときも、その作品だけに集中してらっしゃるのがよく分かります。もう驚きました」

 今回のサマーキャンプの参加者は、ほとんどが初めて大陸に来る人です。だから、大陸の若者との交流も大きな目的の一つとなっています。大陸の若者も同じように「流行に興味があるのだろうか」「人生についての考え方はどう違うのだろうか」などなど硬軟幅広く、彼らの興味は尽きません。決して尽きません。一行は、大陸の大学を訪問し、熱烈な歓迎を受けました。

 やってきたのは、北京の中央民族大学。学生のほとんどは少数民族という特別な大学です。学生たちは自らの民族の習慣で台湾の若者を迎えました。

 中央民族大学の学生のほとんどは少数民族ですが、一方で、台湾の若者の中にも少数民族が多くいます。少数民族は、歌や踊りが上手な人が多いです。そこで、交流の形もこれにしました。

 台湾の少数民族の学生、胡政桂さんは歌が得意です。そこで、故郷に伝わる民謡「ナル湾」を歌いました。この歌は明るい曲調で、テンポがよく、多くの人々が一つの輪になって踊りながら歌うのが慣わしだそうです。そこで、胡さんがリードして、台湾、大陸の学生みんなで民謡「ナル湾」を歌いました。

 踊りと歌を楽しんだ台湾の若者は続いて、大学内にある民族博物館を見物しました。彼らにとってみれば、大陸の少数民族に関する展示を見るのも初めてです。この博物館には、台湾の少数民族を紹介するコーナーもあります。台湾の文化財が大陸でも紹介されていることに、一行は驚きと興奮を感じました。

 若者の中には、訪れた町の都市建設に注目する人もいました。例えば、スタッフの中に「公共行政学」を専攻する人がいて、彼らは、飛行機から降りた時から、北京の都市建設の様子を観察していました。大陸の経済はなぜ、短時間で急速な発展を遂げることができたのか、が彼らの大きなテーマです。

 台湾師範大学の王正さんは、知り合いの中に大陸に来て大学に通う人、または就職する人が大勢いるということです。そして王さん自身は2008年の北京オリンピックを非常に楽しみにしているということです。

 「2008年オリンピックまで、あと二年ですね。二つの点で準備を急ぐべきだと思います。一つは北京の交通、もう一つは外国語の訓練です。これは準備の段階でもっとも力を入れるべきものだと思っています。」

 サマーキャンプが終わるころ、台湾からの若者は、それぞれ大勢の大陸の友人を作りました。あちこちで、電話番号やメールアドレスを互いに教えあう光景が見られました。今後、ずっとメールのやりとりを続けていくのでしょう。

 サマーキャンプは短い時間ではありましたが、台湾の一行は、大陸に対する理解の必要性を強く実感しました。今後、彼らを架け橋に、両岸の積極的な交流が続いていくことでしょう。

人生十色
v パロディー作品をめぐる論争 2006-09-21 15:44:19
v 中国の人々の財産管理 2006-09-14 10:39:31
v 河南省大城村を援助しよう 2006-09-07 09:57:59
v チベット自治区で活躍するボランティア 2006-08-31 10:06:12
v 唐山市大地震で生き残った孤児を訪ねる 2006-08-24 10:14:47
v チベットに住む外国人 2006-08-17 10:27:40
  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |