いつも腰や背がだるくて痛み、精神が不安定で、気持ち悪くなることが多く、また記憶力減退などを感じる、そして医師に見せても何の病気も発見できない・・それが「亜健康状態」というものです。
亜健康は「病気誘発状態」とも呼ばれます。めまい、物忘れ、老化、疲労症候群、神経衰弱、更年期障害及び慢性病の回復期はいずれも「亜健康」に属します。ただ放っておけば、慢性病に転化することがあり、油断できません。
次に挙げるのは、いくつかの食事療法です。
飲酒は「利もあり、弊もあり」ですから、適当な分量を守って飲むべきです。中でも、毎日20~30ミリリットルの赤ブドウ酒を飲めば、心臓病の発病率を75%減少させることができるといわれます。一方、ビールを飲みすぎると、心筋の老化を加速し、血液中の鉛含有量を増加させるとされます。ですから、ビールは飲み過ぎないようにしなければなりません。
また"気持ちを穏やかにする食物"を多く食べること。カルシウムは"気持ちを穏やかにする作用"があり、「気性の激しい性格の人」は牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品及び魚、肝臓、骨のスープなどのカルシウムが豊かな食物を食べるといいと言われています。また、大きな心理的プレッシャーを感じると、ビタミンCが多く消耗することから、緊張しやすい人は新鮮なダイダイ、キウイなどを多く食べてビタミンCを補充することができます。
また、疲労時は、新鮮な野菜や海産物などを多く食べると、体力の回復が早いそうです。一方、鶏肉や卵などは出来るだけ控えたほうがいいそうです。
そして、毎日少なくとも水を3杯飲むことも重要です。朝、空腹時に、蜂蜜を入れた水(蜂蜜スプーン1杯をぬるめのお湯に入れる)、昼休みには薄い茶、夜寝る前には白湯を飲むと体にいいとされます。また普段からも、白湯を多く飲むと良いようです。水分をしっかりと摂ることが、病気を予防する基本だと言われています。
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