秋がくると、売り場にはカボチャが山積みになります。カボチャは秋の旬の食べ物です。北京はこの時期、乾燥しますから、ビタミンA、Eに富む食物を多く食べ、免疫力を強めることが大事です。カボチャはビタミンEを多く含む食物です。カボチャには含まれているβカロチンは人体に吸収された後、ビタミンAに転化し、それが蛋白質と結合してオプシンになり、眼を健康に保つ上でなくてはならないものだそうです。一旦、カロチン不足になると、鳥目になる、ひどい時は失明するなどの重大な結果を招くことがあります。特に成長期にある子供たちには欠かせない食品です。
中国でのカボチャの食べ方はさまざまです。お粥の具として煮るとか、蒸すとか、ご飯と一緒に炊くなどです。
おすすめの「カボチャの玄米粥」の作り方です。カボチャ200グラム、玄米150グラム、ナツメの乾燥果実60グラムを用意します。作り方は、カボチャ、玄米、ナツメを一緒に鍋の中に入れ、1リットルの水を加えて煮ます。沸かしてから、とろ火にして、玄米が柔らかくなるまで煮こみます。そして蒸したカボチャ150グラムを鍋に入れ、さらに砂糖40グラム、牛乳250ミリリットル、卵1個を加えます。これは特に幼児が食べるのに適します。
ご注意:カボチャは体にいいですが、"食べ過ぎない"ことです。過量のβカロチンを摂取すると、βカロチンは皮の角質層の中に堆積しやすいため、鼻や額、手のひら、足の裏、目の周り、関節の周りなどの皮膚が黄色くなる症状が表れます。カボチャは毎日一回の食事に加えるくらいの量で十分です。
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