年をとると、睡眠障害、不眠などの症状がよく発生します。不眠は生活に悩みをもたらすばかりか、体の健康にも大きな影響を及ぼします。多くのお年寄りが「自分の体は丈夫だが、夜になるとなかなか眠れない。やっと眠れても、いつも夢を見る。しかも睡眠が浅くて、少しの物音で、すぐ目が覚める。これで体が持つのだろうか」との不安の声をこぼします。
実際、病気のため不眠になる以外は、お年寄りの睡眠時間が減ったり、よく眠れないということは、ごく正常な生理現象です。一般的に、その症状があまり重くなければ、目が覚めても急いで起きずに、ベッドに横たわって、しばらく休むことが大事です。また疲れたと感じる場合、例え、眠れなくても、横たわって目を閉じて休むだけでも、体にいいということです。
老人の睡眠には、病気の要素と病気でない要素があります。そのうち、病気の影響で眠れない場合は、当然医者にかかる必要がありますが、その他の病気でない要素は体に特に影響はありません。お年よりは一般に、毎日平均3時間の深い睡眠をとれれば、健康が保てるということです。その他の睡眠時間は眠れなくても急いで起きないで、静かに休めば不眠を緩和でき、「よく休む」という目的を十分に果たすことができます。
一般の人々の睡眠時間は毎日8時間で、2ー3時間ごとに浅い睡眠と深い睡眠が交互にやってきます。一般的には、そのうち、深い睡眠時間は、正常な睡眠が始まってから、2ー3時間後に集中します。ですから、専門家は「お年寄りは毎晩12時前には眠るべきである」と勧めています。
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