動脈硬化性疾患は先進国における死亡の主な原因となっており、食事が病気の要因に関わっています。医学の研究によると、人々の食事内容によってその発病率に影響があることが明らかになっています。したがって、食事の調整が動脈硬化症を予防する主な措置となっています。
1、摂取したカロリーは消費エネルギーとバランスをとらなければならなりません。このバランスを標準体重の範囲内で保つほうがいいのです。もし、体重が重すぎると、カロリーの摂取を減らすだけでなく、体を鍛え、エネルギーの消費を増やさなければならなくなります。
2、重要なのは食べ物の中の動物性脂肪と蛋白質を減らし、食事をする時は肉類を厳しく制限することです。なぜなら、たとえ赤身の肉であっても、10ー20%の動物性脂肪が含まれているからです。ニワトリの皮に含まれている脂肪の比率は非常に高いのでぜひ食べないこと。また1週間の間に豚肉と牛肉は3回以内に制限し、できるだけ鶏肉や魚(水生貝類を除く)を食べるのがいいのです。これらの食べ物に含まれている飽和脂肪酸は豚肉や牛肉より低いのです。
3、肉と魚は、油で揚げるより、焼いたりあぶったりするほうが安心です。焼いたりあぶったりすれば肉の中から人体に必要でない脂肪を多く取除くことができるのです。
4、コレステロールの摂取量を減らすこと。卵黄は毎日3個以内、水生貝類(イセエビ、小さいエビ、カキ)は毎月2~3回に抑え、また動物の内臓、特に肝臓、腎臓には大量のコレステロールと脂肪が含まれているので、食べないでください。
5、サラダを作る時はマヨネーズより酢や醤油のほうがいいといわれ、また料理する時は植物油を多く使い、動物の油やバターを使わないでください。
6、クリームやアメなどは少な目か或いは食べないほうがいいようです。また甘い食品をできるだけ少なくすること。こうすると、消化力を改善し、カロリー摂取を低下させ、腸が脂肪やコレステロールを吸収する量を減らすことができます。
7、黒パン、玄米、ソラマメ、エンドウ、ニンジン、緑色の野菜と新鮮な果物、例えば桃、梨、リンゴ(皮と一緒に食べたほうがいい)などを多く食べること。これらの食品には人体に必要なすべての栄養があり、血液のコレステロールを向上させることなく、人体に必要なすべてのカロリーを供給できるのです。
8、食事は定時に食べ、食事と食事の間に軽食を取らないほうがいいのです。どうしても食べなければならない場合は、リンゴや生のニンジンなど脂肪を提供しない食品を選んでください。
9、コーヒー、茶、カフェインを含む飲料水を抑制する。これらの飲料水は大脳や心臓、循環器系統を刺激するほか、胃酸の分泌も刺激し、飢餓感を引き起こしやすいのです。のどが渇く時は、天然のジュース、カフェインのないコーヒー、脱脂牛乳や水を飲むのが安心です。
|