今、人々の食事における肉類の比重は多すぎるといわれています。このことは、血液中の中性脂肪の増加を招き、心臓血管の保護にもよくありません。血液中の中性脂肪値を減らすために、専門家は以下の9つの食物を推薦しています。
1、オートムギ:コレステロールや血液中の中性脂肪を減少する作用があります。オートムギには、その他の穀物にはない豊かな水溶性食物繊維が含まれます。この種の繊維は人体に吸収しやすいし、カロリーも低いので、体重を減らすことにプラスとなります。同時に、心臓病、高血圧、糖尿病患者などの食事療法にも適します。
2、トウモロコシ:豊富なカルシウム、リン、マグネシウム、鉄、セレン及びビタミンA、B1、B2、B6、Eとカロチンなどが含まれ、また豊かな繊維も含まれています。これを食べることで、コレステロールを減少させ、血管を軟化できます。胆嚢炎、胆石症、糖尿病などの治療にもプラスする作用があるといわれています。
3、タマネギとニンニク:タマネギの成分は血栓の溶解にプラスとなります。またタマネギは、脂肪をほとんど含まないため、脂肪含有量の多い食事によるコレステロールの上昇を抑えることができ、アテローム動脈硬化の改善にプラスとなります。ニンニクは血清総コレステロール値を下げることができるほか、血栓の予防もできます。
4、ヤマイモ:ヤマイモに含まれるムチンは心臓血管系統の脂肪の堆積を予防し、血管の弾性を保ち、動脈硬化を防止すると同時に、皮下脂肪の堆積を減少し、肥満を予防できるそうです。また、ヤマイモに含まれるドーパミンは血管を拡張し、血液循環を改善する機能を持っています。このほか、ヤマイモは人体の消化機能を改善する作用もあるから、もし消化不良がある場合、ヤマイモと蓮の実、オニバスの種子、それに少量の砂糖を一緒に煮て、食用とすれば消化にいいとされます。
5、サツマイモ:血液中のコレステロールを下げ、血液の酸塩基平衡を維持し、老衰を遅らせる作用やガン予防、抗ガン作用が強いそうです。またサツマイモに含まれる豊かな食物繊維やコロイド類は便通にもいいといわれます。
6、セロリ:食物繊維、特に血圧を下げる成分を多く含みます。また血液中の中性脂肪と血糖を下げる作用があります。
7、アカナツメ:有機体の抗酸化力や免疫能力を高められ、血液中のコレステロールを下げるのにも有効です。
8、サンザシ:心筋を強め、心室と心房活動の振幅及び冠状動脈の血流量を増大させるほか、血液中のコレステロールを下げ、脂肪の代謝を促進できます。
9、リンゴ:リンゴに含まれるペクチンは血液中のコレステロールを下げる作用があります。また、リンゴには豊かなカリウムが含まれ、体内の余分なナトリウム塩を排除することができます。毎日リンゴを食べれば、血圧や血液中の中性脂肪の正常値を保つことができるそうです。
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