ニワトリのスープは栄養が高く美味しいです。そこで、中国の多くの家庭では、これを栄養補給に最適の食品と考えています。特に病人が出た時は、ニワトリのスープが定番です。しかし、これは全ての人に適するものではありません。
スープに含まれる栄養は、ニワトリの油や皮、肉及び骨から抽出された水溶性の蛋白質と脂肪、無機塩などです。スープ中の蛋白質は鶏肉のわずか7%ぐらいしかありません。またスープの中の油の大部分は飽和脂肪酸です。以上の理由から、この5種類に当てはまる人はニワトリのスープを飲まないほうがいいのです。
1、 胃酸が多すぎる人 ニワトリのスープは胃酸分泌を刺激する作用があります。ですから、胃潰瘍や胃酸過多、胃出血の患者は飲まないほうがいいです。
2、 胆道病気患者 胆嚢炎や胆石が頻繁に発作する人は多く飲まないほうがいいです。このスープの中の脂肪を消化するには胆汁の作用が必要です。飲んだ後、胆嚢の収縮を刺激し、胆嚢炎の発作を引き起こしやすいです。
3、 高血圧患者 高血圧患者がニワトリのスープを飲むと、動脈硬化のほか、血圧の持続的な上昇も引き起こし、下げるのが難しくなります。
4、 高脂血症 スープの中の脂肪が吸収されると、コレステロールがさらに増加します。コレステロール値が高すぎると、血管内膜に蓄積し、冠状動脈硬化などを引き起こしやすいです。
5、 腎臓機能不全の人 ニワトリのスープの中には小分子蛋白質が含まれています。急性腎炎や、急性または慢性の腎臓機能不全、尿毒症などの患者は、腎臓と肝臓が蛋白質の分解産物を適切に処理できないため、このスープを飲みすぎると、高窒素血症になり、病状を悪化させるのです。
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