質問:北京市の交通状況はどうなっていますか。
北京市、マイカー時代が到来、問われる交通対策
北京市公安交通管理局の車両管理所はこのほど記者会見を開き、北京市の自動車(オートバイを含む)、保有台数が200万台を突破したことを明らかにしました。2002年の新車登録台数は27万6千台と過去最高を記録、マイカー購入の割合が全体の90%近くを占め、全国レベルから30ポイント高くなっています。2003年1ー7月までの新車登録台数は19万台と、一日平均1000台、最も多い日で2263台を数えるほどです。現在は100家族あたりの自動車保有台数が30.5台、小型自動車が19台に達しています。
マイカー時代の到来
関係者によれば、これは首都交通史の節目となる出来事で、北京市がすでにマイカー社会に突入したことを意味しています。
10年前は個人事業主や私営企業経営者、芸能人、有名スポーツ選手しか自動車を購入することができなかったですが、1988年に北京市の一般市民が6千元でフィアットを購入したというニュースは、当時世間を大いに賑わしたものです。
「今では誰でも車を買えるようになった。家に多少の蓄えがあったり、収入が多ければ、普通に購入することができる。十数万元のお金を一度に払うのは、そんなに難しい話ではないし、ローンを組んで車を買うのも若い人の間では普通になった。お金に対する考え方が変わり、貯めるばかりでは意味がないと思われるようになった」
現在の自動車台数200万台のうち、個人所有の自動車は128万台で、全体の64%を占めています。先進国では、一般に乗用車の平均価格が1人当たり国内総生産(GDP)の2ー3倍になると、家庭へ普及するとされています。2002年の北京市の1人当たり域内総生産は2万7746元(約3355米ドル)と、この条件を十分に満たし、マイカー増加の大きな要因になっています。 今年1~7月までに自動車産業がもたらした経済利益は、北京市全体の60%に達しています。(続き) 「人民網」より
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