決して、ポルノ・バイオレンスへのゴーサインではない
ネット上で「映画の年齢指定制度登場間近 『三級片』が合法上映へ」との情報が流れたことについて、王氏は「中国青年報」に対し「年齢指定制度と『三級片』の合法上映とは無関係。無責任な誇張だ。このような、事実に反する興味本位の考え方には反対だ」と話しました。
王氏は「映画『法官媽媽』の脚本を書いていた時、少年犯管教所(現在の『未成年犯管教所』)でアンケート調査を行ったことがあります。驚いたのは、62%の少年がポルノ・バイオレンス映画を見たことがあるということ。去年の金鶏百花映画祭では、年齢指定がされていなかったために、多くの小学生が集団で台湾映画『二月四日』を見に来ていました。あんなに同性愛と乱倫で溢れた内容だとは知らず、大騒ぎになっていた」。こうした問題を解決するための、科学的な方法が年齢指定制度です。事実、多くの国が映画年齢指定制度を採用している理由は、未成年者保護のためです。
王氏は「年齢指定の基準は、法律専門家、映画管理の専門家、映画制作者などに共同で研究してもらいたい。我が国の映画年齢指定制度は、決して猥褻な映画にゴーサインを出すものではない」と述べました。
電影局:すでに映画年齢指定制度の研究を開始
7月1日、各メディアとの会見の席で電影局の呉克副局長は、全国から無作為に2060人の映画観客を選んで調査を行い、観客の声を政府部門の映画年齢指定制度と有料映画チャンネル開設における重要参考意見とするとしました。これは、建国以来最大規模の映画関連の調査となります。
呉局長は全国の各メディアに対し「映画の年齢指定制度が予定段階から央視ー索福媒介研究公司(CSM)に調査を委託したのは、観客の映画年齢指定制度に対する考えを理解するため。その支持があれば、関係部門は制度確立に向けて迅速に動く」としました。また「今回の映画調査は、観客に発言権を持ってもらい、市場という角度から中国映画の質を改善させるものだ」とも述べました。「人民網日本語版」より
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