現場直撃:小中高生の特殊な消費傾向
ーー刺激を求めて
時間:5月18日(日)午後10時
場所:広州市東風東路のハリウッド・ディスコ
対象:ディスコで遊ぶ少年少女
取材したのは6人のグループで、上は17歳、下はわずか13歳。しかし口を開かなければ、見た目で年齢を判断することはできませんでした。
紅一点の文文は今年14歳。中学一年生にして身長178センチ、昨年三亜で開かれた下着モデルコンテストの決勝戦で、最優秀パフォーマンス賞を受賞したらしい。いつも化粧をし、付き合いで赤ワインを飲むこともあります。スリーサイズを自信たっぷりに話し、高級ファッションや香水によって女性らしさが増すことも気づいています。
一番年上の阿明は、父親が仕事でカナダにおり、母親も昨年そちらに行きました。今は祖母と一緒に暮らしていますが、年内に中学の卒業証書を手にしたら、留学する予定と話してくれました。残りの4人も同じような家庭環境に育っています。彼らは新東方英語学校で知り合い、年齢も近く、話も合うので、よく一緒に遊ぶようになりました。全員が携帯電話を持ち、そのうち5人はカラーディスプレイ付き。週末になれば、ディスコやバー、カラオケ、ゲームセンターなどお決まりのコースを楽しみ、交替で勘定を払っています。これを「社会経験」と呼ぶのだそうです。「海外は教育システムが違うから、大人の世界をのぞいただけで、勉強ができなくなるとか、悪くなるとは言われないはず。僕らは盗みや恐喝をしたことはないし、自分たちができる範囲で楽しんでいるだけ。止めろと言われる筋合いはないと思う。それに状況は皆違うから、人一倍努力が必要な人もいるし、ちょっと頑張れば済む人もいる。李嘉誠氏は成功者だけど、李澤楷氏だって失敗したとは言えないだろう」阿明が悠々と話していました。 (続き)
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