現場直撃:小中高生の特殊な消費傾向
時間:5月19日(月)午前11時
場所:広州市茘湾区第35中学
対象:中学一年生
第35中学校の事務室の協力を得て、同校の中学一年生の貯金額について調査しました。その結果、半数以上の生徒が銀行口座を持ち、貯金額500元以下が34%、500元から1000元が54%、2000元以上が12%いました。「最高額はいくら?」という質問の返事はなかったですが、唇の端に笑みを浮かべる生徒もいました。
では、このお金はいったい何に使われてるのだろうか。実は一番の出費は友人との付き合いというのです。
人民南路の中級レストランで、小学校の同窓会が開かれていましたが、10数人が囲んでいたのは1000元以上もする食事。1人100元の会費を集めているとのこと。中学に通う女生徒の誕生日ということで、友人たちが二段重ねのバースデーケーキ、輸入化粧品、有名ブランドのスポーツバッグなど、さまざまなプレゼントを持参していました。一部の子どもたちは、誕生日にお祝いしてくれる友人の数や、プレゼントの内容によって、自分の価値を判断します。同級生の誕生日に投資をしておけば、自分のときに見返りがあるだろうと期待しています。
子どもたちの交際方法は、家庭や社会と緊密な関係があります。ある教育専門家は心配そうに、「小さい頃から俗世間的なものに触れていると、利己的で、拝金主義に育ってしまう」と話していました。クラスの担当教師をしている例の友人は、あのとき携帯電話を受け取っていたら、「お金があれば何でもできる」と彼に思わせてしまっただろうし、それに対する見返りがあれば、教師を敬わなくなっただろうと話しています。
昔からよく言われていますが、「どんなに貧しくても教育が窮してはいけない。どんなに豊かになっても子どもを富ませてはいけない」という言葉が頭に浮かんできました。人民ネットより
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