巡査をしている今は、帰宅すると、テレビを見ながら妻と娘との雑談を楽しみ、一人で白酒をちびちびやって疲れをとるのが日課です。休日には、かつての同僚と山登りを楽しむことが多いです。

　管轄地域には、約800世帯、1500人が暮らす。巡査になってからの6年間、毎年2回の訪問調査を行い、流動人口を把握してきました。崔さんが仕事熱心だからでしょう。同地域の刑事事件発生率は、他の地域と比べてはるかに低く、公安部（部は日本の省庁に当たる）から一等功労者として表彰されたこともあります。

AM6:30ー7:25

　武装警察時代の習慣で、今でも毎朝約40分、ランニングをして汗を流します。巡査の制服に着替え、オートバイで出勤（派出所までは約30分）。

AM8:15

　会議室での全体会議。所長が点呼し、当日の任務を確認します。

AM8:30

　旧暦の大晦日のため、五華区政府の官僚が慰問に訪れ、崔さんらは整列して出迎えます。20分の視察終了後、朝食として「米線」を食べます。「米線」は米をひいて粉にして、こねて麺状にした雲南料理です。

AM9:00

　親しくしている住民から、大晦日の晩餐に誘われるが、家族で過ごす予定があるため、丁重に断ります。

AM9:30

　管轄地域の住民家庭を訪問し、人口の流動情況を把握します。旅館やホテルの宿泊記録もチェックします。年末に火災や窃盗事件が起きないよう、商店やレストランなどで注意を呼びかけます。

AM11:00

　派出所に戻り、交通担当の警察官とともにオートバイ所有証明の手続きを行います。

AM11:30

　着古していない新しい制服に着替え、社区住民委員会主任とともに、かつて管轄地域に住んでいたお年寄りを慰問します。崔さんから親切にされていた彼女は、年越しの度に再会を待ち望んでいます。

PM12:20

　同僚とともに、派出所の食堂で昼食。

PM12:40~2:00

　昼休みを利用して、街に買い物に出かけます。中国の伝統では、年越しに新しい服を着るため、服を選びます。途中でケンカに出くわし、仲裁に入ります。

PM2:30

　一度職場に戻り、事務処理を終えてからパトロールを再開します。出稼ぎに来ている労働者を中心に、身分証明書、臨時居住証などの提示を求めます。

PM7:00

　帰宅。妻の両親宅に集まり、年越しの晩餐を食べます。大晦日は通常、半日の出勤。しかし巡査の崔さんは夕方までの仕事となりました。

PS：先回の「張黙さん」の試験結果報告：航空勤務会社の入試に見事に合格！おめでとうございます！！