彼女の名前は「seiko」。北京で生まれ育った女の子、22歳です。
学校を卒業して、会社には勤めていません。
Seikoさんは自宅で、フリー編集者として、雑誌の文章を書いたり、小説の評論をしたりという仕事をしています。今、生活はとても充実しているそうです。
Seikoさんに出会う前、私は先にネットで彼女の小説を読みました。ニューヨークで生活している日本のロックスターが主役の小説で、過激でセクシーな、でも思わずぐっと引き込まれる内容の作品でした。・・作者はおそらく35歳前後、アメリカで子供時代を送った「マダム」かな・・そんな想像を膨らませて、私は彼女に取材依頼のメールを送りました。
しかし、実際に会った彼女の印象は全く違いました。
かわいらしい洋服に身を包んで、髪の毛は絹のように真っ直ぐに垂れています。実年齢は22歳ですが、10代と言ってもおかしくない童顔です。イメージは・・・そう猫みたいです。彼女は昼間、よく寝ています。でも夜も寝ます。一日中、寝たり、起きたり・・。すべて自分の思うがままに時間を使います。彼女が静かなのが好きで、あまり外には出かけません。友人も画家、小説家などが多いそうです。彼女は「人間」が大好きだそうです。人間はいろんな性格を持っていて、とても面白いから・・。
SeikoさんはCCTVの生活チャンネルの番組が一番のお気に入りです。番組が何であれ、朝起きてから、ずっと見ています。好きな番組は「料理番組」、「家庭内暴力の解決法」、「スーパーの安売り情報」、「ファッションの流行」などなど。
そしてテレビを見ながら、時々自分を叱るそうです。「何でこんなに庶民的な番組ばかりみているの??」。そしてこう思うそうです。「やっぱり自分こそ正真正銘の庶民なのだろうか・・?」
あるときは小説を読みます。ラブストーリーとビジネス系の本は読みません。読むと気持ち悪くなるそうです。その他の本は大体なんでも読みます。でも彼女に「いい本」だと認められる本はそう多くはないのですが。
「基本的に、時代小説が好きですが、読みすぎると飽きちゃうし、今の時代から離れていくような感じがするんですよ。」
もう一つの趣味は買い物です。買うのは洋服と美容用品が中心。
「小説家としての自分」について、seikoさんは、「一応何か書いていますが、自慢できる所は何もないですよ。ただし、言葉の流れはまだ納得できると思います。でも言葉遣いは時々過激しないと、人に読んでもらえるようにはならないからね。」と言います。
彼女の最初の作品は13歳のときのものです。とても大人っぽい内容で、子供の作品だとは信じられません。
Seikoさんはこんな小説とショッピングが好きな普通の女の子です。
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