張志俊さん一家の窯洞は合わせて8があります。坂一面に3階に分けて作られています。一階に窯洞が2個あり、土窯洞です。これは張さんのお父さんが1962年に作ったもので、いまだに当時の様子を維持しています。二階の3つの窯洞が1964年に造られ、2、3年前、煉瓦窯洞に改築されました。今、張さん夫婦が次男一家と一緒にここに住んでいます。3階の3つの窯洞は石窯洞で、20数年前に造られ、長男一家が住んでいます。土の道に沿って、私たちは張さんの煉瓦窯洞に入りました。この窯洞は20平米あり、太陽の光が入り口のそばの窓から差し込んできて、窯洞の中が明るいです。一番奥にはオンドルがあり、窯はオンドルと繋がっています。張さんは普段ここで薪を燃やし、ご飯を炊きます。
この窯洞で、一番注意を引かれたのはオンドルの周辺の3つの壁にきれいな切り紙が張られていたことで、陝西省延安市市民芸術館の王克文さんはこれらの切り紙を指して、これは飾り物でありながら、オンドルに置かれた布団が直接に壁に接触することを防ぐためと紹介してくれました。また、「陝西省の北部では、窯洞芸術が形成された。窯洞は人々にとって自分の世界だ。ここの女性は、皆きれい好きで、自分の住んでいる窯洞をもっときれいにし、もっと住みやすくするためいろいろと工夫している。例えば、窯洞の棚や窓のガラスに、切り紙などを飾っている。いくつかの美的要素が窯洞芸術に吸収され、窯洞芸術の主体となっている」と解説してくれました。
|