最近、北京のオフィスビルやデパートなどの人々の出入りが多い場所に、ニュース番組、娯楽番組、スポーツ番組などが流れている液晶テレビをよく目にすることになった。これは、北京市が現在構築に取り組んでいる「都市テレビシステム」である。
都市テレビシステムは、都市部の外出中の人々をターゲットとしている。ビッグ・サイズの液晶テレビを端末とし、DVB-Tデジタルテレビ地上伝播技術によって放映されるものである。時事ニュースとサービス情報が主な内容であり、毎日更新されることで番組の質と数も絶えず向上している。視聴者のニーズを満たすため、突発事件、ホットニュース及び広い関心の的となった出来事などについて、生放送、字幕サービスなどの形で放映されている。
伝えられるところによると、北京市の第5環状道路内側の地域では現在、銀行、病院、郵便局、デパート、スーパー、オフィスビル、ホテルなど1000余りの場所で3000余りの都市テレビが据え付けられているという。北京五輪が近づくにつれ、都市テレビのカバーする範囲もさらに拡大し、番組もスタジアムなどの紹介、競技の中継、競技があるときの交通情報などのスポーツ関連のものが増えている。オリンピック開催の際には、北京市民及び世界各地からやってきた人々は、いつでもどこでも五輪を観戦することが可能になり、外出することですばらしい競技を見逃してしまうのではという心配も不必要となるのであろう。
「チャイナネット」
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