
中国シュイ書研究の第一人者、貴州省民族学院の潘朝霖さんによりますと、中国は間もなくシュイ書研究の国際シンポジウムを開催するとのことです。
シュイ書は中国南部の少数民族シュイ族の文字で、ナシ族のトンパ文字のほか、世界で存在しているもう一つの象形文字です。古代シュイ族の天文、地理、宗教、哲学、美学、民族風習などの情報をいろいろと記載しているので、シュイ書は人々に『生きている象形文字の化石』や『シュイ族の百科事典』とも呼ばれています。

現在、中国政府はシュイ書に関する研究を国家重点歴史文献遺産プロジェクトに納め、ユネスコ・国連教育科学文化機関の『世界記憶遺産』に申請する予定です。
ナシ族のトンパ文字は既に『世界記憶遺産』に登録されましたたので、シュイ族のシュイ書もいつか『世界記憶遺産』にランクされるでしょう。
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