第8回中国少数民族文学賞、昆明で発表
第8回中国少数民族文学賞は12月3日雲南省の省都昆明で発表されました。アチャン族の作家羅漢さんの新作『紫霧(紫色の霧)』はグランプリの「駿馬賞」に輝きました。
中国少数民族文学賞は中国少数民族の文学創作を奨励する国家レベルの政府文学賞で、長、短編小説、エッセイ集、詩集、ドキュメンタリー、論評、理論集、翻訳賞など7つの部門からなっています。
今回の少数民族文学賞では、全国15の少数民族から32名の作家が受賞しました。また、第8回中国少数民族文学賞の発表に因んで、中国少数民族文学祭が只今昆明で行われています。
少数民族の文学と言っても、その少数民族の人々に向けるばかりではなく、漢族や他の民族の読者にも読んでもらえるように、ほとんどは漢字で記録されています。でも、一部少数民族の文字で記録されるものもあるそうです。
今度グランプリの『駿馬賞』に輝いた羅漢さんの作品『紫色の霧』は雲南省で国境を守る少数民族の公安戦士の物語だそうです。
中国の少数民族語テレビ、好調に発展
このほど、北京、安徽省、湖南省などのテレビ局はチベット自治区と新疆ウイグル自治区に合わせて1027話のテレビドラマを寄付しました。これらのドラマは地元の少数民族の言葉に吹き替えて放送される予定です。
現在、チベット自治区と新疆ウイグル自治区では、テレビ信号のカバー率はそれぞれ81.1%と92.5%に達しています。地元住民の親しさを呼ぶため、一部の番組はチベット語やウイグル語に吹き替えて放送しています。
実はこれはチベット自治区と新疆ウイグル自治区のラジオ・テレビ信号を普及させる『西新プロジェクト』の一部だそうです。地元住民の生活を豊かにするため、人気のあるテレビドラマや番組の民族語の吹き替え版を作って、少数民族の人々にも楽しんでもらいます。
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