任天さん、任せるに、天下の天と書く、任さんは北京で最も大きいと言われるお見合い機構、紫禁城お見合いサービスセンターの責任者です。任さんはいま、中国全国の結婚紹介所連盟を作ろうと考えています。
任さんの話では、結婚紹介所の仲間はいずれも、お見合いサービスは近年、市場が確実に拡大していることを感じているそうです。ですから、この業界は、有名ブランドを作り上げ、全国統一の規格化されたお見合いサービスをする時期に来ています。
任さんの話によると、中国ではここ数年、お見合い業界はますます盛んになっています。知り合い、または専門の仲人を通じて、結婚相手を見つけるのは中国で古くからの慣わしでしたが、20年ほど前に、北京市政府に所属する北京市婦女連合会が設けた中国初めての結婚紹介所が現れました。とはいえ、当時の結婚紹介所は決まったオフィスや決まった従業員もなく、北京市婦女連合会が、適齢期の男女を一緒に招いて、公園でダンスパーティーなどを開き、付き合うチャンスを作ってあげるというようなものでした。
お見合いをしようと思う人々が次第に多くなるにつれて、結婚紹介所も多くなってきました。全国で登録された紹介所はいま、5000を超えています。その役割も付き合うチャンスを作るだけから、恋愛や結婚の過程で直面する課題を解決するアドバイスなどにも広まっています。
結婚紹介所は中国全国の各地にありますが、農村部に比べ、人口が比較的に多い都市部に集中しています。適齢期の男女の数が非常に多いからで、北京市だけで、35歳から50歳までの独身者は50万人を超えています。独身者が独身を証明できる資料を紹介所に持って行って、会員の資格を申し込むことができます。紹介所はその自らの条件と相手に対する要求にしたがって、会員の中から適切な人を選び出して紹介します。
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