北京の大きい紹介所、たとえば、今話に出た北京紫禁城お見合いサービスセンターでは、会員の数は大体数万から10数万いるということです。会員数が多くて、選択できる範囲が非常に大きいですから、大きい結婚紹介所ほど人気があるといわれます。
結婚紹介所はまた、一部の決まった人々のための専門サービスもあります。例えば、中部河南省鄭州市のインテリア結婚相手募集センターは、知識人を専門のサービス相手とします。このセンターの責任者、李建さんは次のように言います。
「うちのサービスの相手は決まっています。つまり、鄭州市の知識人の方々です。これらの方々の中に独身者が結構います。仕事が忙しくて、暇な時間があまりないですから、30を過ぎただって、相手を見つけていない方々は少なくありません。ですから、私たちの紹介所が現れたのです。」
結婚紹介所に勤めているほとんどは、中年の女性です。やさしくて、一定のキャリアを持ち、丁寧でしっかりしているこれらの女性たちはとても信頼できそうです。サービスは会員から適切な人を選ぶだけでなく、恋愛の過程での悩みや、その人に適した相手の性格や職業について相談にも乗ります。
東北部大連市の結婚紹介所、吉祥縁婚姻サービスセンターに10数年勤めた宋蓮香さんは、様々な人々を見てきました。若い女性は、相手が金持ちでなければだめだというのもいれば、年配の男性は決して若い美人でなければ相手にしないというのもいます。こうした自らの基準にしつこく拘る人々に対し、宋さんは、結婚は顔とお金だけではなく、お互いに愛し合い、うまく付き合えることこそ一番大事だとアドバイスします。
また、宋さんは自分のサービスを通じて結婚にいたった人々に対し、結婚後のサービスもします。例えば、結婚した二人はすぐに二人の生活に慣れなく、細かいことでごたごたする時、宋さんはその相談に乗ります。
「それぞれの事情にしたがって相談に乗ります。例えば、奥さんが妊娠した場合、だんなさんに妊婦の不便を説明し、妊娠の辛さを知ってもらいます。夫婦二人とも、それぞれの責任、奥さんとしての責任、だんなさんとしての責任を忘れず覚えておかなければなりません。大体は私の言い方を納得できるようです。」
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