中国では結婚紹介所を通じて相手と知り合って結婚にいたった人は毎年どれぐらいいるか、統計はありませんが、その中の一人に話を伺うことができました。大連市の公務員、幸天星さんです。幸さんはつまり、今の話に出た吉祥縁婚姻サービスセンターを通じて奥さんと知り合ったのです。
「この結婚紹介所は前から知っていたもので、ここで夢を叶えました。彼女は大連のある会社で会計をしています。今は二人はうまくいっていて、互いに大満足です。」
北京市の呂斌さんも結婚紹介所を通じて奥さんと知り合ったのです。今年27歳の呂さんは、北京のある大手会社に勤め、月収が2万元、日本円にして、30万円ぐらいで北京で高い方です。仕事が忙しく、知り合いの輪もそれほど広くないですから、結婚紹介所のサービスを利用し、今のガールフレンドと知り合いました。
「普段、仕事が非常に忙しい。ガールフレンドと付き合う時間もありません。結婚紹介所は手伝ってくれました。いま付き合っているのはつまり紹介所が紹介してくれたのです。互いに気が合っています。」
呂さんのような会社員は、普段は仕事が忙しく、知り合いの輪が狭く、結婚の相手を見つける余裕が余りありません。こうして自ら満足できる相手を捜し当てることは不可能に近いです。こうした人々は、結婚紹介所に足を運びます。
さて、お見合い業界の規格化を図るため、中国政府はこのほど、お見合い業界委員会を発足させました。この委員会を通じて、業界の規則制定や、従業員の養成を行い、独身者の人々により良いサービスが提供されるものと期待されています。
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