現在、中国では、1000万人余りの小中学校教師がいますが、その研修活動は主に各地に分布している6校の師範大学を主として、各省、県クラスの教師研修機構によって行われて、その費用は各クラス政府が負担しています。研修の重点は、資質やレベルが相対的に低い農村地域の教師に置かれています。研修の形式では、直接に対面方式で行なう伝統的な教授法のほか、放送やテレビ、インターネットなども利用されています。
北京郊外の密雲県は農業県で、ここに90校の小中学校があり、合わせて、4000余りの教師がいます。ここが山間地帯であるため、交通が不便で、教育レベルが余り高くありません。こうした情況を改めるため、地元の教育部門はここ数年来、教師の研修活動を特に重視しています。これについて、密雲県教師研修センターの責任者馬文釗(しょう)さんは「農村の義務教育レベルを向上させるために、重要なのは、教師チームの設立とその資質の向上だ。この面で、我々は大きな力を入れている」と話しました。
馬さんの話によると、新しい授業のスケジュールに基づいて、今年の夏休み後の新学年に入ると、小学校1年から英語の授業を開設します。そうすると、英語教師が足りない問題は更に突出してきました。この問題を解決するために英語教師の研修に、その他の授業を教える教師も参加させるとのことです。現在、中国各地では、密雲県のように、教師の研修活動が計画的に進められています。
|